岸和田市中心部に位置し、子供が巣立ち、
夫婦二人と愛犬がのんびりと過ごすことができる家。
敷地の南東部に大きなクスノキが植えられており、
それを囲うように建物のボリュームを配置している。
L型に居室を配置することで視線が庭を通して交差し、
同じ空間にいなくても存在を感じながら生活することができる。
天井の高いLDKには大きな開口が設けられており、
クスノキや趣味のガーデニングを眺めつつ、四季を感じながらくつろぐことができる。
廊下を減らしコンパクトに部屋をつなぎ、
普段の生活は平屋部分で完結することができるバリアフリーな造りになっている。
また、基礎スラブの下全面に電熱パネルを設置し、
深夜電力を利用した土壌蓄熱式暖房を採用している。空気を汚さず、
安定した温度環境をつくりだしている。
建築家: 市井洋右
撮影:笹倉洋平
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