計画敷地は母屋の隣にあり、以前は古い納屋があったところ。
今回のプランでは、その納屋に使われていた一本の梁を磨き、
この家の家族団欒の場所に据え付けた。
古いものを大事にしたいクライアントの意向である。
また、家の内部の一部は数年先に完成する予定のスペースがあり、
家は引渡を迎えるが、現時点では未完成のままである。
クライアントは、今後少しずつ家に手を加え、
その時にあわせた家のカタチを楽しみながら住まわれる予定である。
周囲に溶け込む建物は「これからのち ー而今(jikon)ー」の家であり、
変化を繰り返しながら出来あがっていく。
建築家: 加藤 純 竹内 美穂
撮影:富田 英次
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